子供の生活習慣病予防のために、歯と噛む力から食育を考えます。

わが子を生活習慣病にしないために

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親だから守ってあげたい子供の「食と健康」

今、「食育」への関心が高まっています。
日本には「五育」という子育てに関する言葉があります。「食育」はこの「五育」のひとつで、食を通してお子さんに「生きる力」を育むものであり、同時に「五育」を支えるすべての基本でもあります。

「五育」で健康な心とからだ、そして「生きる力」を

「五育」で健康な心とからだ、そして「生きる力」を

食育が注目されるようになった背景には、食生活・生活習慣の乱れを原因とする生活習慣病の増加、食文化崩壊の危機があるとされています。

「食」をめぐる問題

・「食」を大切にする心の欠如
・栄養バランスの偏った食事や不規則な食事の増加
・肥満や生活習慣病※の増加
・「食」の安全上の問題の発生
・「食」の海外への依存 ・伝統ある食文化の喪失

※生活習慣病:がん・糖尿病といった、いわゆる成人病や最近注目されるようになったメタボリックシンドロームはもちろん、虫歯や歯周病といったお口のなかの病気も代表的な生活習慣病のひとつです。

お口の健康を守ることの大切さ

お口の健康を守ることの大切さ食べ物を体内に取り入れる際に、最初に通過する臓器はお口です。歯や歯並びにトラブルをかかえてしまうと、健康な「食」のプロセスにおいて、その入り口からつまずくことになってしまいます。
たとえば、虫歯が悪化すると、きちんと咬むことができなくなりますし、痛みのある歯を避けて咬むことが習慣化すると、あごの骨や筋肉、歯並びなどにも悪影響を与えることになりかねません。
わが子には、生涯にわたって、笑顔で健康に過ごして欲しいから、今、親として気をつけてあげられることがあります。特に、歯並びに問題があるなど、お口のなかのリスクが高いお子さんの場合は、幼稚園や学校、地域の歯科医院と連携しながら、早い段階でケアをしていく必要があるでしょう。

お口の健康と生活の質向上の関係

お口の健康と生活の質向上の関係

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「食べる」環境づくり

ご家庭で過ごす時間の多い小さいお子さんの食育において、お母さんの果たす役割は大変大きなものです。育児施設や学校と連携をとりながら、お子さんの食環境を整える努力をしてあげてください。

食生活チェックポイント

1)栄養のバランスはいいですか?
2)規則正しい食生活を送れていますか?
3)ご家族で食卓を囲む時間をしっかりととっていますか?


お子さんが人生の最初の段階で「食」といい関係を築けるように、愛情のこもったご家庭の味を通して、お子さんに「食育」を伝えましょう。

食生活チェックポイント

「朝食・昼食・夕食」とリズム良く時間をおいて、1日3食、規則正しく食べる習慣を子供のうちに身につけ、お子さんに空腹感を知ってもらうことも大切です。「お腹が減った」という感覚がないと、不規則に食事やおやつを食べる「だらだら食い」をしてしまい、虫歯などになるリスクがあがってしまいます。 また、「孤食(一人食べ)」は、小さなお子さんの心身に、悪影響を与えます。食事が楽しくなく、ひとりぼっちで食事をしてしまえば、基本的な人間関係が育たなくなります。家族団らんのくつろいだ雰囲気のなかで、食べ物の偏り、食べるときのクセ(音を立てて食べる、こぼすなど)など、親がやさしく導いてあげましょう。『ながら食べ』もまた、良くありません。例えばテレビを見ながら食べるようなことをしてしまえば、ひとときの視覚に感覚を奪われ、生きるために必要不可欠な『食べるという行為』の大切さを忘れてしまいます。昔から「よく遊び、よく食べる」という言葉があります。遊ぶときは楽しく遊ぶ、食べるときは、ご家族で楽しく食事をする、というように生活リズム・習慣にメリハリをつけていくことが、正しい人間関係と食生活を育むために大切です。

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咬む子、咬まない子の違い

小さな子供の「咀嚼機能」の低下が問題となっています。

  咬む子 咬まない子
食事中 ・食べ物を飲み込みやすい
・唾液が十分に分泌されて消化しやすい状態になる
・食事を味わうことができる ・食べた満足感がある

・食べ物を飲み込みにくい
・唾液があまり分泌されず消化されづらい
・食事を味わうことができない

・食べた満足感がない
食事
以外
・精神的な安定
・あごの骨が健康に発達
・血流がよくなり脳のはたらきが活発に
・生活習慣病を引き起こしにくい
・肥満しにくい
・精神的に不安定
・あごの骨が発達しづらい
・血流が悪く脳が活性化しづらい
・生活習慣病を引き起こしやすい
・肥満しやすい

「咬む子」に育てるために気をつけられること

「咬む子」に育てるためには、やはりご家庭での食生活がなによりも重要です。
お子さんが好きなやわらかい食べ物やジャンクフードを、ついつい甘やかして与えてしまうことは、よくありません。そのような食の偏りが、実際には、お子さんから「咬む子」が得られるさまざまなメリットを奪う行為であるということを知りましょう。
また、無理矢理回数を決めるなどして、お子さんに「咬ませる」のではなく、「食事を味わうこと」「咬みごたえ」など、お子さんが「咬む楽しさ」「食の楽しさ」に気づく環境を整えることが大切です。